売掛債権担保融資とファクタリングの違い

売掛債権担保融資とファクタリングの違い

 

売掛債権担保融資とファクタリングは売掛債権で資金を調達するという点が似ているので混同されがちですがその内容は全く異なります。

 

ここでは売掛債権担保融資とファクタリングの違いについて説明します。

 

売掛債権担保融資

 

売掛債権担保融資はABL(Asset Based Lending)とも呼ばれ、売掛金や商品の在庫を担保に融資をする手法です。

 

金融機関より売掛債権担保融資を受ける際は信用保証協会が債務保証を行います。

 

このしくみを支える 「流動資産担保融資保証制度」は従来の「売掛金債権担保融資保証制度」を拡充したものです。

 

元々は、売掛債権のみを対象とした制度でしたが、平成19年8月に名称を「流動資産担保融資保証制度」と改め、新しく在庫資産も対象に加わりました。

 

参考:中小企業庁「在庫や売掛債権を担保とする融資・保証について」

 

対象は中小企業者(製造業では資本金3億円以下又は常時使用する従業員数300人以下の会社等)で利率は8〜15%程度です。

 

売掛債権担保融資は融資なので与信調査は申し込み会社と売掛先の2社に対して行われるのでファクタリングと比べると時間がかかります。

 

また、融資である為、償還請求権(リコース)の義務があります。つまり、売掛先が倒産などで支払できない時は代りに支払う必要があるという事です。

ファクタリング

一方、ファクタリングは売掛債権の売却なので与信調査は売掛先に対してのみ行われます。

 

ですから、比較的審査が通り易く、素早く資金の調達ができます。

 

申請する会社が赤字決算・債務超過でも審査OKです。最短即日で現金化できます。

 

また、償還請求権の無いノンリコースの契約をすれば、万一売掛先が倒産した場合も弁済する必要はありません。

 

まとめ

 

つまるところ、売掛債権担保融資は、融資、ファクタリングは売買というところが違います。

 

売掛債権担保融資は、赤字決算や税金滞納があったり取引状況が悪いと審査が通りにくいようです。

 

ファクタリングや売掛債権担保融資は大体同じような時期にはじまりました。

 

しかし、これらの制度が導入された当初は売掛債権担保融資が多く利用されていました。

 

昔から、日本では手形による取引が多く、債権の売却には抵抗がある人が多かったせいかもしれません。

 

しかし、最近では売掛金で資金調達する手法はすっかり定着しています。

 

特に2社間ファクタリングは売掛先に知られる事なく、売掛金を現金化できるので多くの経営者に利用されています。


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